発売されたの4月だから、半年前くらいに出た本ですが、読んでみました、会計HACKS!
本のなかで、家計簿のつけ方について言及されていました。それは、細かい日々の収支を記載するのではなく、家の財布全体がどうなっているのかざっくり把握する、というものでした。ある一時点の貯蓄や借り入れのスナップショット、すなわちB/Sを、ざっくりー具体的には千円単位とかでー把握しよう、というものでした。
家計全体を把握する家計簿、ってコンセプトは自分でも実践したことがありました。Microsoft Moneyを使って一切合切記録しようとしたのですが、結局面倒で、途中で挫折してしまいました。
この本と出会ったのをきっかけに、一度HACK!家計簿をつけてみようと思います。
Excelのシートに主だった貯蓄口座、定期預金、証券会社口座、FX口座、手元の現金、クレカの支払い予定の行を作って、千円単位に丸めて記載します。細かい端数とか、残高ゼロの口座とかはもう気にしないことにした。
このHACK家計簿、どこからでも編集できたら便利ですよね。ならばGoogleDocsか、いや、Dropboxに置くことにしました。これでメンテナンスする場所を選ばないし、iPhoneからも状況確認できるし、問題ないですね。あとはちゃんと続けられるかと、記録することで現状を把握して、次の作戦を立てるようになることだなー。
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[book]できる課長・係長になる頭の使い方―行動を変える88の鉄則
これも図書館から借りてきたうちの一冊。リーダーシップのコーナーに保管されている本を眺めてみて、リーダーシップを発揮するというのは具体的にどういうことなのか、企業の「課長」という立場を例に挙げて書かれているところがわかりやすいと感じたため選んだ。残念ながら、僕が課長・係長になったわけはない。
一つのテーマを見開き2ページ、約1500文字にまとめてあり読みやすい。本書のなかには
課長として好ましくない人物像も多数表現されている。なかには自分に思い当たるところもあり、改善しなければと思う。
気になったテーマをいくつか紹介する。
優柔不断は愚劣であることについて。
性格的なこともあろうが、一般的には、優柔不断は知識や情報の不足からくるものが多いということだ。そしてその原因をつき詰めると、不勉強や努力をしない、ということが通り相場なのである。
いますぐやることこそ能力であることについて。
愚図な人は、”素案でもいいから素早くやる” という考え方がないものだ。ぎりぎりの土壇場仕事だから手直しもできず、完成度の低い仕事しかできない。愚図を追放しよう。
愚図は欠陥能力と自覚しよう。愚図は”仕事下手” と自覚しよう。
いずれも耳の痛い言葉だ。改善するためにはどうすればよいか考えないと。
[book]ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法
取り組んでいた案件が一山越えたことと、妻さんの第三子出産が間近という個人的な都合もあって、今週は休暇を取っています。せっかくの休暇だけどどこにも出かけられないし、梅雨でじめじめうっとおしいし、だらだらテレビ観て過ごすのはもったいない。せっかくだから本でも読み漁ろう。というわけで、読書週間です。
手始めに図書館にふらっと寄って、ビジネス書や技術書を何冊か借りてきました。そのうちの一つがこの本、ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法
仕事はメンバー間でコミュニケーションとって進めるものだから、会議や打ち合わせは不可欠なのですが、準備や心構えが足りないとついだらだら無駄に時間を使ってしまいがちです。ファシリテーションスキルを身につけていると、そんな打ち合わせを効率的に運用できると期待できます。そのためのツールの一つが板書。この書籍ではファシリテーショングラフィックと呼んでいます。
実は私も苦手意識があって、打ち合わせでうまく描けないことがあるたびに、もうすこしわかりやすく描くことができないかと悩むことがあります。本書ではいくつかの技法や事例が紹介されています。もちろん、読むだけではだめで、実践は必要ですけどね。練習用に、A2くらいのホワイトボードを買ってもいいかもしれませんね。
[book]かいけつゾロリ 大けっとう!ゾロリじょう
小学校二年生のみーたんがお気に入りな本が、かいけつゾロリシリーズです。小学校から帰ってくる時間になったので、近くの集合場所までお迎えに行ったら、お友達と二人でなにやらうつむいて歩いている様子。何かと思ったら、図書室で借りた本を読みながら帰ってきたよう。本には興味があるようで、よく学校から借りてくる。今日借りてきたのは、かいけつゾロリ 大けっとう!ゾロリじょう 、やはりゾロリシリーズでした。
ちらっと中を見てみると、約100ページとそれなりのボリューム感。スピード感のある文章と、おもしろい挿絵、漫画で、一気に読んでしまえるようです。時折下品な表現が出てくるところがちょっと気にはなりますが、そういったところも小学校二年生の心をつかむのかもしれません。これも読書へのきっかけのひとつかと、目くじらを立てずに見守ろうと思います。
自分の子ども時代を思い返すと、小学校2年生くらいのときは科学漫画や子ども百科事典のようなものを与えられて、面白く読んでいた覚えがあります。
子どもが興味もって読める本を用意してあげるのも親の責務なので、本屋やAmazonでは自分の本だけじゃなくて子どもの本もチェックするようにしないとですね。
[book]楽親になろう 学力・生活力・友達力がつく家庭の習慣
育児や子どもの教育関係の参考書として、親野智可等ーおやのちからーさんの本はいくつか読んでいる。教育パパになるつもりはないんだけど、宿題とか教科書とかみているとついついいろいろ口出ししたくなる。親野智可等さんのいうところでは、気張るのではなく肩の力を抜いて、自然な態度で、子ども目線で接することがいいらしい。子どもに対する思いやりが大切ってことですね。
新刊として楽親になろう 学力・生活力・友達力がつく家庭の習慣 (朝日小学生新聞のパパママ向けシリーズ)
が出版されたので読んでみました。するとあらら。親力の基本は、前に読んだ書籍で知っていたはずなのですが、あらためてみると実践できていないことに気づきました。やはり、一度読んで満足するのではなくて、ときどき復習しないといけないですね。
この本、漫画仕立てで軽く読めるようになっています。はじめての方はもちろんですが、「親力」の本を読んでから時間が経っているかたも復習にどうぞ!
[本]システムはなぜダウンするのか
「プログラムはなぜ動くのか」「ネットワークははなぜつながるのか」「コンピュータはなぜ動くのか」と同じシリーズで、システムエンジニア、プログラマの初級者のための読み物です。
コンピュータ関係のたいていの入門書は、言語の文法の解説であったり、ミドルウェアの機能や設定の解説であったりすることが多いです。コーディングをしたり、ミドルウェアのセットアップをしたりするだけであればそれで十分なのですが、「どう作ったらよいのか」というアーキテクチャを考えるスキルは身につきません。個人的には、いろいろ経験するしかないかな、と思っていました。すなわち、若い頃から、詳細設計ーコーディング、アプリケーション運用、システム基盤の運用を経験することで、作りやすい設計、保守しやすい設計、安全・安定したシステム基盤はそれぞれどういうものかがその人なりに身につく、というものです。
ですが、これではあまりに効率が悪いのと、こういった育成を考えてくれる上司のもとでないといろいろ経験することができません。組織としても、人を育てるというミッションと、プロジェクトを成功させるというミッションとがあるので、単にやってみたいから、では経験させてもらえません。
前置きが長くなりましたが、この本、「システムはなぜダウンするのか ー 知っておきたいシステム障害、信頼性の基礎知識」は、運がよくなければ経験できないシステムトラブルを書籍で再現して、追体験できるように構成されています。トラブルを経験するのが「運がよい」のかは別にしてw、トラブルの経験が人を育てるのもまた事実だと思います。設計した内容を上席や有識者のレビューにかけることがあるのですが、経験されているかたからはもっともな指摘をいただきます。失敗の経験、成功の経験が、アーキテクチャを評価する材料となるのでしょう。
一通り目を通していて、あー、あるある!といった、私も経験のあるトラブルも紹介されています。トラブル対応やリスク対策はコストとパフォーマンス、納期などの制約のバランス感覚が求められるので、本で追体験しただけで十分とは思いませんが、きっかけとしては良いと思います。入門書としては取り上げられている対象が大規模な案件が多いようにも見えますが、お話として知っておくのはいいのでは。