[book]できる課長・係長になる頭の使い方―行動を変える88の鉄則

できる課長・係長になる頭の使い方―行動を変える88の鉄則

これも図書館から借りてきたうちの一冊。リーダーシップのコーナーに保管されている本を眺めてみて、リーダーシップを発揮するというのは具体的にどういうことなのか、企業の「課長」という立場を例に挙げて書かれているところがわかりやすいと感じたため選んだ。残念ながら、僕が課長・係長になったわけはない。
一つのテーマを見開き2ページ、約1500文字にまとめてあり読みやすい。本書のなかには
課長として好ましくない人物像も多数表現されている。なかには自分に思い当たるところもあり、改善しなければと思う。
気になったテーマをいくつか紹介する。

優柔不断は愚劣であることについて。

性格的なこともあろうが、一般的には、優柔不断は知識や情報の不足からくるものが多いということだ。そしてその原因をつき詰めると、不勉強や努力をしない、ということが通り相場なのである。

いますぐやることこそ能力であることについて。

愚図な人は、”素案でもいいから素早くやる” という考え方がないものだ。ぎりぎりの土壇場仕事だから手直しもできず、完成度の低い仕事しかできない。愚図を追放しよう。
愚図は欠陥能力と自覚しよう。愚図は”仕事下手” と自覚しよう。

いずれも耳の痛い言葉だ。改善するためにはどうすればよいか考えないと。

[book]ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法

取り組んでいた案件が一山越えたことと、妻さんの第三子出産が間近という個人的な都合もあって、今週は休暇を取っています。せっかくの休暇だけどどこにも出かけられないし、梅雨でじめじめうっとおしいし、だらだらテレビ観て過ごすのはもったいない。せっかくだから本でも読み漁ろう。というわけで、読書週間です。
手始めに図書館にふらっと寄って、ビジネス書や技術書を何冊か借りてきました。そのうちの一つがこの本、ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法
仕事はメンバー間でコミュニケーションとって進めるものだから、会議や打ち合わせは不可欠なのですが、準備や心構えが足りないとついだらだら無駄に時間を使ってしまいがちです。ファシリテーションスキルを身につけていると、そんな打ち合わせを効率的に運用できると期待できます。そのためのツールの一つが板書。この書籍ではファシリテーショングラフィックと呼んでいます。
実は私も苦手意識があって、打ち合わせでうまく描けないことがあるたびに、もうすこしわかりやすく描くことができないかと悩むことがあります。本書ではいくつかの技法や事例が紹介されています。もちろん、読むだけではだめで、実践は必要ですけどね。練習用に、A2くらいのホワイトボードを買ってもいいかもしれませんね。