[Mac]Adesで撮り貯めたテレビを観る

HDDレコーダーに溜まりっぱなしなんですが。

溜まりっぱなしなのは、録画したTV。映画やらドラマやらアニメやら、いろいろ撮っておくものの、なかなか観る機会がありません。HDDレコーダーは数年前の東芝の250GBモデル（RD-XS43）を使っており、録画には長時間モードを使っているのですが、気を抜くとすぐに何十時間分もストックが溜まってしまいます。HDDレコーダーはPCと同じHDDに記録するので、ディスク使用率が高くなると、フラグメンテーションによるレスポンス劣化や障害も心配になります。というわけで、とっとと観て消せばいいのですが、映画などは観ても消すのが惜しかったり、そもそも観る時間がなかったりで、一向に消化できません。
そんな折りに、目に触れたのがMacFan 2008年2月号の、「動画変換 for iPod」特集記事でした。

Advanced/W-ZERO3[es]で観ればいいんじゃない？

雑誌の記事では、HDDレコーダーやTVキャプチャユニット、Youtubeといった、様々な動画リソースから、iPod classicやiPod touch 向けに変換するノウハウが記載されていました。残念ながら、私の手元には動画が再生できるiPodは「まだ」ないのですが、これってAdesでも同じことができるかも？
というわけで、試してみました。

DVDに焼いて取り込んでみる

アドエスで再生できる動画を作るためには、まずはMacに動画を取り込む必要があります。
まずは正攻法で、DVD-RにDVD-Video形式で保存して、Macで読み込む方法を試してみたところ、問題なく読み込むことができました。ですが、この方法では、映画とかDVD-Rを残しておいてもいいかと思うソースであればいいのですが、くだらないバラエティだとかのためにDVD-Rを使うのはもったいないと思うのです。
次に試したのはDVD-RWにDVD-Video形式で保存する方法。これだと、ディスクは再利用できるので無駄がありませんね。ですが、書き込み速度が2倍にしか対応していないため、ちょっと我慢が必要です。書き出している間は録画も再生もできませんし。書き出している時間で観れてしまうかもしれません。さらに悲劇が。用意したRWの媒体がよくなかったのか、RDで書き込む際にエラーが頻発し、ディスプレイに「ERR-14」（メディア不良）のメッセージが表示されて消えないという事態に。

え？ネットワーク経由でコピーできるの？

このエラーについて調べるうちに、いちいちDVDに焼かなくてもコピーできることが判明。RD-XS43などのRDシリーズにはネットdeダビングという機能が搭載されており、RDシリーズ同士で録画したものをネットワーク経由でコピーできる機能があります。いろいろ調べてみると、WindowsやMacでRDをエミュレートして、コピーするツールがあるようでした。というわけで、さっそくRDServiceというツールを導入することに。転送速度は決して速くはないのですが、DVDをいちいち焼かなくてもいい、というのはメリットですね。

XviDに変換します

Macに取り込んだら、Adesで観れる形に変換します。雑誌に倣って、HandBrakeというツールを使うことにしました。このツールで、Adesで観れる形に変換します。例えば、MPEG-4 Video / AAC Audio 形式で、23.976FPS、エンコーダーは XviD、平均ビットレートは440kbps、Audioは128kbps、として変換しました。2時間の映画がおよそ500MBくらいになると思います。変換した動画は、micro SDに保存します。

定番ソフト、TCPMP

WindowsMobileで動画を観るツールの定番はTCPMPでしょうか。有償のCorePlayerというのもあるようですが、いまのところTCPMPで間に合うように思います。オプションでビデオドライバーを インテル XScaleにするのを忘れずに。
動画を再生してみたところ、ちゃんと再生されてちょっと感動。HDDレコーダーの録画を消化するには十分なようです。

次はH.264対応ですね☆

今回は動画はXviD形式でエンコードしたのですが、将来的にiPod touch など動画を再生できるiPodを導入した場合に備えて、H.264でエンコードするようにしたいものです。TCPMPの最終バージョンではH.264専用のプラグイン（avc.plg）が削除されているんですが、、、ネットをちょっと探して回ると見つけることができました。試しに再生してみたところ、カクカクではなく、スムースに再生できるようです。エンコード時間はXviDよりかかってしまうので、ハードウェアエンコーダーなども試してみたいところです。
などと、本来の目的から逸れてしまった気もしますが気になさらずに。