ITProEXPO 2008 に行ってきました

情報通信技術に関するイベントです

2008年1月30日から2月1日にかけて、東京ビッグサイトでITPro EXPO 2008というイベントが行われました。日経BPが主催しているもので、ハードウェア、ミドルウェア、通信機器、パッケージソフト、と、ICTに関係する各ベンダーがブースを出展していたり、ICTに関連するフォーラムが開催されていました。そのイベントに私も参加してきました。イベントに参加して感じた雑感をメモしておきます。

入場パスにICチップが

事前登録した際に表示されるバーコードを印刷しておいて、受付で入場パスと引き換えます。入場パスは名刺を入れて首からさげる形式のものなのですが、この裏に仕掛けがあります。パスの裏に2mm x 50mm くらいの大きさのテープが貼ってあって、ここにICチップが隠されているのです。日立製作所のμチップだと思われます。展示会場やフォーラム会場に仕掛けられたリーダーにかざすとポイントが貯まり、抽選に参加できるというものです。この仕掛けで個人ごとの参加状況を簡単に把握することができます。FeliCaを使用した同じようなモデルはこれまでもありましたが、μチップを使うというところは面白いですね。

勢いを感じるのはシステム統合か

展示会場を見渡して、勢いを感じたのは「Windows Server 2008」「システム統合、仮想化」「セキュリティ」「内部統制」といったキーワードでした。私の主観なので、私の興味のある分野しか目に入らなかったのかも知れませんが。もうすこしSOAというキーワードを目にするかと思っていたのですが、意外とありませんでした。
展示会場で面白そうだったのは、Ciscoの仮想スイッチ技術。ネットワーク機器を冗長化するのに、単純な構成で従来以上のスループットを実現できるというもの。冗長化のためにHSRPなどの仕組みを使うことは要らないんだそうです。今はまだハイエンドのスイッチにしか搭載されないのでしょうが、ミッドレンジやエントリーモデルに搭載されるのを期待しています。

人の集まっていたセミナーは

展示会場では15分〜20分程度のミニセミナーが、数多く開催されています。数多くの聴衆を集めていたセミナーはどこでしょうか。IT系の展示会の割にコンパニオンさんをたくさん見かけたので、綺麗なコンパニオンさんのいるブースに人が集まったのでしょうか。
正解は、魅力的なプレゼントを出しているセミナーでした。ミニセミナーの後にWiiWiiFitが当たる抽選会を催しているところがいくつかあり、多くの聴衆を集めていました。中にはiPodTouchが当選するところもありました。3年くらい前にOracleOpenWorldに行ったときには、iPodが人気を集めていましたが、時代とともに変わってきたようです。
私もいくつかのセミナーを聴いてみたんですが、いずれも参加賞でしたww
ノベルティのなかでは、WindowsServer 2008 実践評価ガイドという、市価 1800円相当のムック本を配っていましたが、これが最も嬉しかったかも。

こういったイベントは、定期的に参加して情報収集しておかないといけませんね。


“アプリケーションの安定稼動を実現する システム基盤の統合ノウハウ” (谷口 俊一, 飯田 博記, 石川 辰雄, 櫻井 義晴)