ブログは自分のために書くんだ。-デジタル・ワークスタイルを読んで。

徳力さんの「デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術」をようやく読みました。一時はAmazonにも在庫がなくなったのか、新品の購入ができなくなっていたほどの書籍です。ざっと読んでみて、心に響いたのが、掲題、「ブログは自分のために書くんだ。」でした。

本書は2部構成になっています。
前半は最近話題のWeb2.0系のデジタルツールの紹介。ツールを使うことが目的になったり、ツールに使われたりするのではなく、ツールを使って自分の時間を捻出する、というところが、当たり前だけど重要なポイントでした。
後半はあふれる情報の捌きかた、情報発信の仕方について。Webに情報はあふれているが、Webサイトを巡回するのではなく、RSSリーダーを使うこと、マウス操作ではなく積極的にキーボードショートカットを使うこと、が啓蒙されています。

ブログを書くことについても言及されていました。ブログを書くことが日記やメモと違うのは、publicに公開するということ。そのためには情報を自分の中で噛み砕いて、整理して、自分なりの考えを添えて、ブログに表現しなければなりません。その繰り返しが、モノを考えて、表現する、という力を鍛えるのだと理解しました。
ブログを書いていても、書き続ける理由を見失うこともあります。そんなとき、「ブログは自分のために書くんだ。」というメッセージは、励みになりました。私自身、筆は不精なほうですし、小さい頃に読書はしていたものの、作文とか論文とかは苦手な部類でした。ブログを続けることで、ツールの使い方なんかよりずっと大事な、人間としてのパフォーマンスを向上することができたら、と思うわけです。

ここで言及した、ブログの効用については、ITmediaの徳力さんの記事でも言及されています。
ITmedia Biz.ID – ブームに乗り遅れた人へ――フラットな人脈作りに「ブログのススメ」

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術

「ブログは自分のために書くんだ。-デジタル・ワークスタイルを読んで。」への2件のフィードバック

  1. ITMediaのリンク先記事を読みました。
    筆者の・・・
    文字にすることで、思考をまとめることができる
    「ブログの会話」に参加できる
    ブログがパーソナルメディアになる(かも)
    ・・・という主張は自分も概ね共感できます。
    頭の中を整理しつつ書いているうちに、「書きながら更に整理されていく」ような感覚があります。
    論理的に書こうと自分なりに努力する過程で、多少なり理解や整理が進むんですかね・・・。
    それと、Blogを通じてのフラットな人脈づくりっていうのも・・・確かにありますね。私が「いーちゃん」さんと知り合えたのもBlogつながりですし(笑)。この辺はBlogの魅力だと思ってます。

  2. flipperさん:
    このblogも、写真からMacから日常のゴタゴタまで
    ごっちゃまぜのネタblogになりつつありますが、
    それでも書くことは表現の練習だ、と思って書いています。
    MacBookというネタツールもできたことですしww

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