ホワイトバランスって何のこと?
デジカメにはホワイトバランスの設定があるのですが、今ひとつなんのことか分かっていませんでした。基本はオートで撮るばっかり。なんでも、そのときの光源にあわせて白色を調整する機能だ、という程度の理解でした。でも、どの設定にしたらどうなるのか、イメージわかないんですよね。
先日、「デジタル写真生活 2007年 Vol.9」を読んでいたら、ホワイトバランスについて、ちょっと違う観点から説明されていました。教科書どおり白熱灯、蛍光灯、晴天、曇りの色温度を説明したあと、カメラのホワイトバランスを設定したら、カメラはどのような傾向で調整するのかが説明されていました。
ちょっと試してみました。
白い色のぬいぐるみを被写体に、ちょっと試してみました。室内、蛍光灯光源です。
これはカメラのホワイトバランスをオートで撮影した場合。白色が「白色」になっていると思います。さすがですね。
試してみるとよく分かりますね。
白熱灯、蛍光灯といった色温度の低い光源の時は、そのままだと白色が赤みがかった色になります。カメラのホワイトバランスを色温度の低い光源に設定すると、その白色を補正するために、青みを増すように調整するんだそうです。
ホワイトバランスを白熱灯に設定した場合。カメラは青みを強調したようです。
ホワイトバランスを蛍光灯に設定した場合。光源も蛍光灯なので、白くなってほしかったのですが、ちょっと青みがかっています。実際の光源が、カメラの想定していた蛍光灯より色温度が低かったということでしょうか。
ホワイトバランスを晴天に設定した場合。撮影した光源が蛍光灯と、晴天より色温度が低いので、赤みがかかるように補正されています。
反対に、曇り、日陰といった色温度の高い光源の時は、そのままだと白色は青みがかった色になります。カメラのホワイトバランスを色温度の高い光源に設定すると、その白色を補正するために、赤みを増すように調整するんだそうです。
白くするだけじゃなくて、積極的につかってもいいんだ。
雑誌の説明で面白かったのは、単に白色を再現するだけじゃなくて、目的に応じてホワイトバランスの設定を使えば良いということ。単に白を再現するためだけじゃなくて、写真を赤みがかった雰囲気にしたいときは色温度を高めに、反対に青みがかった雰囲気にしたいときは色温度を低めに設定するという使い方を提案されていました。
機会があればおためしください。
すっかりご無沙汰してました。
D80/70ではRAWで撮ってます(した)。
D70では同じシーンを撮っていてもWBがころころ転がるのケースがあった(要はWBが不安定)ので、「晴天」固定にしてWBは後処理で1枚1枚決めてました。
その点、D80はWB:AUTOでも安定していて、かつ正確なので助かってます。
お書きのように、WBを意図的に弄ることによって、青味を増したり、黄色/赤っぽくしたりして「遊ぶ」ことも容易なので、たまに遊んだりしています^^
後処理で色温度を指定できる点も大きいので、私の場合、専ら撮影はRAWばかりです。
flipperさん:
すっかり更新をご無沙汰してました。
ちょっと立て込んでまして(汗)といいわけ(汗汗
私はRAW+JPEGで撮っています。RAWでいいじゃん、という向きもあるのですが、併用しています。
現像するときに、「D80はどう考えたんだろ」、と参考にすることが多いのと、ちょいWebにPOSTするだけだったらJPEGポン出しでもいいかって思うのと、が理由です。
教科書を読んでもホワイトバランスってなかなか頭に入ってこなかったんですが、ちょっとだけ分かった気がします。
後から気づいたのですが、ホワイトバランスが合ってるかは、RGBヒストグラムの3色の山の位置を見たらわかるようですね。
カメラ、まだまだ遊ぶ余地はあるようです☆