電子証明書ってハンコと同じ位置づけなんだ
e-Taxでの電子申告を行うためには、第三者機関が認証した電子証明書が必要となります。個人の場合は住基カードを利用した公的個人認証サービスを利用するのが簡単です。
一般にはあまり知られていないようですが、個人のレベルでも第三者機関の認証が得られるということは、これまで紙とハンコで行っていた契約や取引の形態をペーパーレス、電子化する、大きな可能性を秘めていると捉えています。いわゆるPKIというもので、簡単にいうと、住基カードと電子証明書がハンコや実印の代わりになる日がやってくる、ということです。
もちろん、ICカードやカードリーダーが普及していないとか、手順が煩雑とか、使いこなすにはパソコンのリテラシが必要とか、課題は山のようにあります。ですので、今の形で普及するとは思わないのですが、同じような考え方で電子化が進むのは時間の問題だと思います。良い例がSuicaやICOCA、PiTaPaにPasmo、といった交通系のICカードですね。今や改札で磁気式の定期を使ってる人はほとんど見かけませんから。
手続きは簡単。問題は営業時間に行くってことだけ
住基カードと電子証明書の発行手続きは簡単でした。免許書と認め印を持って行って、2枚の書類に記入して、あとは待つこと30分。カードができあがったら暗証番号とパスワードを設定して、お代(1,000円)を支払っておしまい。このパスワード、5回間違えるとロックされて、役所の窓口で解除してもらわないといけないそうです。
手続きは簡単なんですが、問題は市役所の開いている時間、つまり平日の8:30〜17:00の間に出向かないといけないこと。土曜日は開いてないの?と聞いてみたら、窓口がしまっているだけでなく、住基ネットのシステムも土日は止まるそうで、役所のがんばりだけではどうにもならないそうです。
さて、ようやく準備が整いました。あとはe-Taxに登録して、いよいよ申告ですね。