やっぱWindows環境も必要
MacBookがうちに来てから、いつの間にかMacBookがメインマシンになりつつあります。自宅にあるWindowsデスクトップは、写真の保存とプリント用途以外には、あまり使わなくなってきました。
Macがメインになっても、Webを見たり、メールを読んだり、ブログを書いたり、する分には不自由しないのですが(というか、最初は慣れないので不自由してますが、その不自由が楽しい。根がオタクなのか。。)、もとい、Windows環境もあったら便利だな、と思うシーンがあります。
今のところ一番の理由は、銀行や証券会社、FXの会社の取引画面は、WindowsのIEでしか動かないこと。これは何とかしたい。これが動機で、MacにもWindowsを導入することにしました。
MacでWindowsを動かす方法を調べる
MacにWindowsを導入するにはいくつか方法があります。まず、デュアルブートか仮想化かが違います。
- ・BootCampを使用して、MacとWindowsをデュアルブートする
- ・Parallels Desktop、VMware Fusion、Virtual Box といった仮想化環境を使用して、ゲストOSとしてWindowsを導入する
デュアルブートにはまったく魅力を感じません。本格的にWindowsを使いたいときは、Windowsデスクトップを使えばいいわけで、無理にMacBookでWindowsを立ち上げる必要はないです。仮にWindowsでブートしたとしても、MacBookのチープなグラフィック機能ではメリットを感じません。OSにXPかVistaかしか使用できないものマイナス。手元に余っているWindowsのライセンスはWin2000なので。というわけで、BootCampは見送ることに。
Parallels Desktop vs VMware Fusion
次の候補はParallelsかVMwareかVirtualBoxか。いずれも試用期間があるので、インストールしてみて試しているところです。まだ入れてみたところで機能の評価はできていません。
雑誌やblogの記事を見るところでは、ParallelsとVMwareはいい意味で競争しているようです。Parallelsが仮想Windowsの統合機能(コヒーレンス機能)を搭載すると、VMwareも追随して同様の機能(Unity機能)を搭載し。Parallelsが80ドルを切る価格を設定すると、VMwareも同等の価格を設定し、さらに8月までの期間限定で39.99ドルという特価を出してきました。
この競争はユーザーとしては嬉しいところで、次はParallelsが価格で追随しないか期待するところです。
VMwareのほうが一歩リードしていると感じるところは、他の環境で作成したVM(ゲストOSのイメージ)が利用できる、ということ。実際他の環境でセットアップしたWindowsServer2003EER2評価版のVMイメージを動かしてみたところ、VM起動前にFDDを無効にする、といったちょっとした調整だけで、ちゃんと動きました。
リソース活用面ではVMwareが優位か
実行中にアクティビティモニタでCPU使用率を観察していると、Parallels Desktopはアイドル時でも常に12%前後を使用しています。VMを起動したときに、MacBookのファンがまわるのですが、これはParallelsのCPU使用率が高いからかもしれません。VMwareFusionはアイドル時は1%以下です。実メモリの使用量も、Parallelsの方が多いです。ゲストOSに512MBを割り当てて比べましたが、Parallelsは546MB確保していましたが、VMwareは50MB程度でした。VMwareはゲストOSで実際に必要になったときに実メモリを割り当てる仕様のようです。
じゃあ諸手をあげてVMwareか、というと、Parallelsでは手元にライセンスの余っているWindows2000でコヒーレンスが使えるがとても魅力です。
試用期限がもうすこし残っていますので、近々決めようと思いますが、両者の競争、楽しみですね。
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