今回の旅の、なんといっても目玉は旭山動物園。あらためて説明するまでもなく、アザラシやオランウータンの行動展示で有名な動物園です。みーたんに聞いてみると、ホッキョクグマがお目当てらしい。
札幌からはANAで手配したバスで旭川に向かう。バスはパンフレットどおり、車体に動物の絵が描かれたもの。利用の多いときは普通のバスで代替されることもあるそうだからよかった。バスの中では旭山動物園のみどころガイドなる小冊子が配られ、絵本や図鑑が回覧され、ビデオが放映され、と、盛り上がります。毎日9:30頃に決められるというもぐもぐタイム(おやつ時間)の案内もありました。
動物園に近づくと、なんとなく薄暗い天気。事前に天気を調べたときは大丈夫だったんだけど。しかし、たとえ悪天候となっても時間の決められたバスツアー、3時間後の14時には出発しないといけません。いそげいそげ。
さて、動物園の様子は。。
旭山動物園はほんと坂が多い。バスは東門に着いたので、そこから坂を下っていく。まず、目指すは11:30のあざらしのもぐもぐタイム。そのまえに右手に人だかりが。なんだろうと見てみると、そこにはさる(てながざる)が。入園して初めて登場する動物なのでみんな興奮気味。てながざるがいる、ということは、一緒にかぴばらもいることは予習済み。びっくりした、かぴばらって、こんなに大きいんだ。せいぜい30センチくらいかと思ってたんだけど、1mくらいはありますね、あれ。でも、ぽわー、っとした表情は愛らしい。
さて。次はアザラシ館。なんと入館するのに並んでるではないですか。でも、周りの会話が聞こえてくるところによると、いつもよりずいぶん少ないそうな。なんせ、盆明けの日曜だからね。もぐもぐタイムは館外のプールで見るらしいが、まずは入ってみることに。でた、例の縦のトンネル。ところが、、アザラシがいません。どうやら、トンネルの下や上のプールで遊んでいるようです。行動展示って、あくまで動物主体なので、人間の都合にはあわせてくれません。2分ほど出待ちwして、でてくる気配もなく。もぐもぐタイムも近づいてるので、次に行こう、としたそのとき。でてきましたアザラシ。下から上へ、上から下へと一往復。しっかり写真に収めることができました。こういうときはやっぱ一眼の連写モードでしょ。
館外に出てみると、アザラシのプール付近にはもぐもぐタイム待ちの人でいっぱい。すでに二重、三重となっていて、入り込む余地はありません。結局、妻さんはプール横でまほたんをだっこ、私はみーたんと近くの建物の2階の窓から望むことに。人垣の合間から見ることはできたんですが、ここは他の動物園との違いを見いだせないまま次に行くことに。
ホッキョクグマ。やはり並んでいます。12時頃とお昼ご飯時なのですが、他の客が昼飯食ってるときに観よう、という考えは誰しも同じようで、私たちの後ろに並んだ家族連れも「昼ご飯は抜き!」って言ってました。入ってみると、ちょうど熊さんはプールで泳いでいて、、でかい。ちかい。ガラスのすぐ向こうで泳いでいるのですが、足とか、足の裏の肉球とか、手に取るように見えます。これはかわいい。妻さんはホッキョクグマが一番気に入ったようです。ホッキョクグマ館では透明なドーム型のフードの中から顔を出して、間近で観察できる、というのがみどころになっています。15分待ち、ということで並んでみたのですが、、くまさんは5メートルほど先でお休み中。ざんねん。
ホッキョクグマ館を出たところで動物園は大雨。折りたたみの傘を出してペンギン館に逃げ込む。冬にはペンギンが館内を行進する催しがあるのですが、夏はおとなしくしています。そんななかでも、プールの中のトンネルを歩くと、ペンギンがまるで水の中を飛んでいるように見える展示は感動でした。一羽しか泳いでなかったのが残念だけど、それは仕方ない。館内では卵を暖めているペンギンたちを間近に観ることができました。
さて、主だったところをクリアしたところで、時間ももう終盤。オオカミ館を訪れたもののオオカミはおやすみ中、エゾジカ館は奈良でも見慣れたもので(旭山の方が角は立派だったが)、最後にオランウータン館を目指す。
オランウータン館はちょうどもぐもぐタイム。母親と子どものオランウータンがオリの中から飼育係のお兄さんにエサをせがむところがかわいい。もぐもぐタイムが終わる頃にはバスの集合時刻が気になる時間。オランウータン館はもぐもぐタイムの途中で離脱して東門のおみやげコーナーに。旭山動物園土産は別のところでも売ってるらしいので、旭山限定のものを調達。まずは動物のマグネットやフィギュアが入ったガチャガチャに挑戦。これ、海洋堂さんが作っていて、ディティールの出来が良い感じ。次はかりんとう。動物のパッケージに入っていて手頃なお値段のものを、お友達に配るように数箱購入、といったところで集合時間に。
はじめは、バスツアーで決められた3時間って短いな、と思ったものですが、終わってみると一通り観たいポイントは観ることができたので、ちょうど良かったかもしれませんね。